北海道に色白の人が多いのは何故？紫外線の強さと日照率を検証してみた！

北海道には色白美人が多いとよく聞きますが、実は、男性も色白の方は多いのです。

では、なぜ北海道には「色白」の人が多いのでしょうか？

その答えは「紫外線」や「日照」の地域差によるものですが、具体的にどういったことなのか？まとめてみました。

色白を好まれる女性にとっては、札幌に移住することのメリットの１つにもなり得るお話です。

北海道に色白な人が多い理由

顔の皮膚の色が茶色みを帯びてくるのは、メラニン色素の影響によるものとされています。

そして、北海道や東北地域など北側の地域は、メラニン成分を生成する働きを持つ紫外線の強さが、南側の地域に比べて弱めであることから、色白の人が多いのではないかと推測されています。

この現象は、日本に限ったことではなく、ロシアや北欧・カナダなど北半球に位置する国々の方が、色白の人の割合が高いと言われています。

この紫外線の強さによる影響は、女性だけでなく男性にも関係しますので、北海道や東北地域の男性もまた色白である人の比率が高い傾向にあるようです。

色白の肌をキープしたいという女性の方にとっては、日焼け対策として日焼けの原因である紫外線対策を行うことが重要であるので、北海道や東北に移住すると、その対策がしやすくなります。

では、本当に北海道では紫外線の強さや日照の量は、関東以南に比べて少ないのでしょうか？

次の項目から、検証していきます。

紫外線・UVインデックスを検証

気象庁が公表している「月最大UVインデックス(観測値）の時別累年平均値グラフ」というデータから、１日の中で一番ＵＶ（紫外線）の強い時間帯である１２時の数値を一覧にしました。

UVインデックスとは、紫外線の強さを指標化したもので、また、この気象庁のデータは、以下の通り説明がされています。

各地点の時別UVインデックスについて、その月に観測された最大の値を1994年から2008年までの期間について平均したグラフです。

１年の中でも紫外線の強い６月～８月だけでなく、１年を通して、札幌は那覇やつくばよりも紫外線が弱いことが分かります。

※札幌とつくば・那覇の３地域を一覧にしているのは、気象庁のデータが３地域を対象としているためです。

日照率を検証

次に、日照率についても気象庁からデータをお借りしました。

こちらは、気象庁の日照率の各データを基に、上記「ＵＶインデックス」のデータと同じ1994年から2008年の平均値を、こちらで算出したものです。

本州が梅雨・秋雨であることもあって６月・７月・９月は札幌の方が日照率が高めですが、８月及び年間の平均としては、札幌は東京・つくばに比べて低いことが分かります。

よく、日照時間で比較される方がいらっしゃいますが、日照時間だと、まだ外出していない朝早い時間帯が多く含まれてしまうので、今回は「日照率」というデータを利用しています。

ちなみに日照時間は、年間合計（1994年から2008年の平均値）は、以下の通りです

しかし、日照データだけで言うと、札幌は年間平均としては東京・つくばよりも低いのですが、紫外線の強い５月～９月は少しだけですが高めですので、ちょっと説明がしにくいですね。

上記の２つのデータ、ＵＶインデックス（紫外線の強さ）と日照率のトータルから、札幌のある北海道は、本州や沖縄など南側の地域に比べ紫外線の影響が少なくて済んで知ることが、分かったと思います。

以上、北海道に色白の人が多いのは何故？紫外線の強さと日照率を検証！でした。