札幌市営地下鉄線の乗り換え方/東西線・南北線・東豊線3路線

札幌では、一番多く利用する公共交通機関が「札幌市営地下鉄」です。

雪国北海道ですから、JR線・バス・市電は外の寒さの影響を受けますので、地下鉄線が一番安全でストレスのない乗り物です。

そして、札幌の地下鉄は日本全国各地の地下鉄と全く同じ乗り方(利用方法)であり、路線網もシンプルなので利用しやすい交通網です。

しかし、そんな札幌市営地下鉄線においても、札幌に移住し毎日の生活やビジネスの中で利用するとなると、単純往復だけでは済まなくなります。

さっぽろ駅・大通駅で乗り換えができるのですが、少し札幌地下鉄独自の難しさもあるので、地下鉄3路線の乗り換え方についてまとめてみました。

札幌市営地下鉄(東西線・南北線・東豊線)の路線図

札幌市営地下鉄線路線図の画像
札幌地下鉄の3路線「東西線」「南北線」「東豊線」は、札幌の都心部である「さっぽろ」「大通」「すすきの」近辺でのみ接近していて、他の駅では乗り換えができるほどの近距離にはありません。

ちなみに、札幌市営地下鉄線とJR北海道の乗り換えができるのは札幌駅と新札幌駅だけですが、この駅名、JR線は漢字ですが、地下鉄の駅名は「さっぽろ」「新さっぽろ」とひらがな表記です。

札幌市営地下鉄が乗り換えできそうな3つの駅

札幌市営地下鉄3路線が乗り換え可能な大通駅の改札の画像

❶「大通」では東西線・南北線・東豊線の全てが乗り換え可能

「東西線」「南北線」「東豊線」3路線が交差しているのは、札幌の地下鉄46駅の中で唯一「大通」駅だけです。

そして、札幌市営地下鉄線を改札内で乗り換えることができるのも、46駅の中で唯一「大通」駅だけです。

❷「さっぽろ」駅では南北線と東豊線の乗り換えが可能

「南北線」と「東豊線」はさっぽろ駅付近~すすきの駅付近では平行に通っていて、大通駅以外に「さっぽろ」駅でも乗り換えが可能です。

但し、同じ改札内ではなく、1度改札を出場して、もう1度別路線の違う改札に再入場する必要がありますので面倒です。

さっぽろ駅乗り換えは制限時間に注意

南北線と東豊線をさっぽろ駅で乗り換える場合は、一方の改札を出てから他方の改札に入り直すまでに「30分以内」という制限時間があります。

30分を過ぎてしまうと、運賃が通算されなくなってしまいますので注意が必要です。

南北線のさっぽろ駅と東豊線のさっぽろ駅は歩いて5分程度の距離ですので、普通であれば問題なく乗り換えが可能です。

しかし、南北線・麻生方面から東豊線・栄町方面へのUターン乗り換え以外の乗り換えであれば、さっぽろ駅より大通駅での乗り換えをおススメします。

きっぷ利用の際に注意することが2つ

さっぽろ駅の改札は、南北線・東豊線にそれぞれ「北改札」と「南改札」があります。

ICカードを利用する場合は気にする必要はないのですが、きっぷを利用する際にだけ、注意することが2点あります。

①改札を出る際は「南改札」限定に注意

乗り換えをする場合に1度改札を出るのですが、その際は「南改札」から出なければなりません。

「北改札」から出場すると、完全に地下鉄を乗り終えたことになり、きっぷは改札に吸い込まれて戻ってきません。

(もし誤って北改札から出場した場合は、改札の係員に相談をして、きっぷを戻してもらう必要があります)

②「南改札」から出場する際はきっぷの取り忘れに注意

きっぷを「南改札」の改札機に入れたら、前方から戻ってきますので、受け取って次の路線の改札に向かいます。

次の路線の改札へ再入場するときにきっぷが必要ですから、前の改札を出る際にきっぷを受け取り漏れると、またきっぷを購入し直すことになり、初乗り料金がまたかかってしましまいます。

❸「すすきの」駅と「豊水すすきの」駅は全く別の駅

南北線の「すすきの」駅と東豊線の「豊水すすきの」駅は、駅名が似ていますし、歩いて5分程度の距離なので、乗り換えができるように勘違いしてしまいがちです。

(さっぽろ駅の南北線改札~東豊線改札の距離と、すすきの駅~豊水すすきの駅の距離はほぼ同じです)

しかし、この2つの駅は全く別の駅であるので、ここで乗り換えをしようとすると、二重で料金/運賃がかかってしまいます。

ICカード利用の場合には、知らない間に料金が2回精算されてしまうので注意しましょう。

東西線・南北線・東豊線の各乗り換えパターンごとの注意点

札幌市営地下鉄線路線図の画像

東西線から南北線・東豊線への乗り換え

このパターンの場合は、「大通」駅でしか乗り換えができませんし、改札内で乗り換えをするので、全く問題ありません。

安心して普通に乗り換えができます。

逆の南北線・東豊線から東西線への乗り換えの場合も、全く同様です。

南北線から東豊線への乗り換え❶(真駒内方面から栄町方面へ)

このパターンでは、「大通」駅と「さっぽろ」駅の両方で乗り換えができますが、さっぽろ駅での乗り換え方は面倒ですので、「大通」駅での乗り換えをおススメします。

※逆の東豊線・栄町方面から南北線・真駒内方面へ乗り換える場合も同様です。

南北線から東豊線への乗り換え❷(真駒内方面から福住方面へ)

このパターンでは、「大通」駅でしか乗り換えができず、「さっぽろ」駅での乗り換えは、大通~さっぽろ間を2度通ることになり、2回分の料金が発生します。

南北線から東豊線への乗り換え❸(麻生方面から栄町方面)

このパターンでは、「さっぽろ」駅でしか乗り換えができず、「大通」駅での乗り換えは、さっぽろ~大通間を2度通ることになり、2回分の料金が発生します。

「大通」駅では改札内で乗り換えができるため、2回分の精算をすることにはなりませんが、札幌市営地下鉄のルール上は運賃が2回分かかることになっています。

最後に

路線図としてはシンプルな札幌市営地下鉄線ですが、乗り換え方だけは複雑になっているので、注意しましょう。

今回は、地下鉄から地下鉄の乗り換え方について記述しましたが、地下鉄とJR線・市電・バスとの乗り継ぎ方についても、別の記事にてご紹介します。

札幌地下鉄とバス・市電の乗り継ぎ方法/割引料金/時間制限/sapicaなど

札幌地下鉄の料金(運賃/子供/一日券/定期/値上げ)路線図・乗り心地など特色

札幌へ移住・転勤などで引っ越しをされる際は、地下鉄沿線の駅を最寄り駅にすることをおススメします。

(JR線とバスは遅延が発生しやすく、札幌市電は遅延はないものの乗り場が外ですから冬は待つ間寒いです)

とにかく、札幌においては札幌市営地下鉄線を利用する機会が多くなりますので、マスターしておきましょう。

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