札幌 ８月の気温と服装/日中よりも夜間の寝やすさに気温優位性が！

８月の札幌は、さすがに３０℃以上の真夏日が数日は避けられない頃ですが、そんなときは札幌大通公園の芝生（日陰）に寝転がってみるのも気持ちが良いものです。

特に、夜になると大勢の人たちが集まってきます（コロナ的には・・・）。

しかし、夜の最低気温は２０℃近くまで下がる日が多いので、エアコンを夜中ず～っとかけっ放しであった東京生活には、もう戻れない気がします。

そんな８月の札幌の気温と服装について、日本各地とどのくらい違いがあるのか？も併せて、まとめてみました。

※気温などのデータは、気象庁の「過去の気象データ」より平成の３０年分をお借りし、こちらで３０年平均を割り出した数値となります。

札幌８月の最高気温と最低気温

札幌の８月は、７月まで上昇し続けた気温も、８月上旬を折り返し地点としてやや下降に入ります。

とは言っても、上旬・中旬・下旬ともに２６～７℃平均であるところは変わらず、高温異常な年については下旬よりも上旬の方が高くなるといった感じですね。

最低気温に関しては、平均も低い年の気温も、ほぼ変わらない感じです。

東京・名古屋・大阪・福岡との比較は、一応比較表を掲載していますが、説明するまでもなく、札幌の優位性が際立っています。

８月上旬の札幌「気温」日本各地と比較しながら

８月中旬の札幌「気温」日本各地と比較しながら

８月下旬の札幌「気温」日本各地と比較しながら

札幌 ８月の暑い日・降雪量・日照時間・風速

札幌の８月は、上旬・中旬・下旬での差があまりありませんが、他都市は降水量が下旬に向け増えていきます。

「梅雨」の無い北海道ですが「秋雨」はあると言われています。

しかし、札幌が８月上旬に比べ中旬・下旬と少し降水量が増えるものの、他都市の上昇に比べれば大したことのない増え方です。

それでも、日照率が上旬・中旬・下旬ともに他都市よりも低いので、雨にはならなくても曇りの日が多いということですね。

スッキリはしませんが、じりじりとした日の光が少なくて、暑くて辛い！を感じにくくしてくれているのでしょうか。

８月上旬の札幌 気温３０℃以上の日数・降水量・日照率・風速

８月中旬の札幌 気温３０℃以上の日数・降水量・日照率・風速

８月下旬の札幌 気温３０℃以上の日数・降水量・日照率・風速

８月の札幌での服装と注意点

８月の札幌での「服装」

８月の札幌での服装は、半袖で出かけて半袖でも帰宅できる気温帯なので、カーディガンなどを寒さの備えに持ち歩く必要がない時季です。

５月は備えに防寒着が必要で、６月には少し厚手のセーターなどが必要、７月は薄手でＯＫ、８月は持つ必要がない・・・そんな違いがあります。

８月の札幌の気温・服装で注目するべきこと

札幌の８月の気温（服装）について、とかく注目されがちなのは最高気温が３０℃を超える日が、他都市に比べて断然少ないという点ですね。

しかし、札幌の夏の特徴は、最高気温と同様に「最低気温」にもあって、この最低気温が高いか低いか？が、他都市との比較でも、同じ札幌での月間比較においても重要な意味を持っています。

そこで最後に、札幌と他都市の最低気温の比較を６月・７月・８月・９月の４か月間、2011-2020年の平均値で比較してみました。

日最低気温25℃以上日数(日)

「熱帯夜」と呼ばれる夜でも気温が２５℃より下がらない寝苦しい日が、札幌ではほとんどありません。

わずかにあったのは、２０１９年に３日連続であっただけで、この年は１０日連続で真夏日（最高気温が３０℃以上）が続くという、本当に札幌としては異常な夏でした。

日最低気温の最高(℃)

この表の数値は、各年・各月の最低気温の１０年平均値であって、２０１９年のように２７℃であった年も異常なときにはあり得ます。

しかし、あくまでも平均してみると、どんなに高い日でも２３℃台までにしかならないので、夜の寝苦しさといった観点からは、札幌は他都市に比べてはるかに優位性を持っています。

日最低気温の平均(℃)

平均値を見れば札幌の夜間の気温優位性は一目瞭然で、札幌の７月・８月は暑くもなく寒くもない適温な夜ということです。

但し、逆に言えば、６月や９月の札幌の夜は、平均が１３℃・１５℃ですから、寒い日は１０℃くらいまで下がるということです。

札幌の気温が他都市よりも優位性を持つのは、最高気温で見れば６月・９月がベストで、７月・８月もベターと言えます。

しかし、最低気温で見ると、７月・８月がベストで、６月・９月は他都市よりも劣っていると言えます。

移住者や転勤者の方々は、そんな感じで札幌での服装を考えてもらえると良いと思われます。

以上、札幌 ８月の気温と服装/日中よりも夜間の寝やすさに気温優位性が！でした。